この記事は2024年12月の健康診断で不整脈と診断されるまでの記録と診断されてから治療までのことをまとめます。同じような症状の方のお役に立てればと思います。
なお、内容については医療従事者では無いので、あくまでも個人の知識と体験からの感想であることをご了承下さい。
不整脈とは
皆さんは不整脈ってご存知でしょうか?
私は60歳後半とか70歳過ぎた方がなる、あの求心のCMのやつね。という認識でした。
Wikipediaより抜粋
不整脈(ふせいみゃく、英語: Arrhythmia)とは、心拍数やリズムが一定でない状態の事を言う。また心拍や脈拍が整であっても、心電図異常がある場合は臨床的には不整脈である。
とあるとおり心拍数(少なめ/多め)や脈拍(不定/強弱)に異常があった場合に不整脈と診断されるそうです。
私の場合は脈拍が不定になる(リズムが乱れる)、心房細動という病名でした。
心房細動とは
心臓は動く時に電気信号を送っており心房細動はその電気信号のリズムが乱れることで心房(心臓の上の方)が細かく動いてけいれんしてしまう状態のことを言います。
それ事態は誰にでも起きているらしいのですが、頻度と度合いが一定を越えると血流が淀み血栓ができることによる脳梗塞や心臓への負担による心不全などのリスクがあるため治療が必要になるそうです。
自覚症状が出るまで
今思えば30半ばから症状はあったのかなと思っています。
お酒が好きなのでよく飲んだ翌日に二日酔いと共に心臓に不快感(心臓がドキドキして不安感)がありました。当時はただの飲み過ぎと仕事やプライベートのストレスのせいかな。ぐらいで気にもしてなかったです。
その後2023年からTJARを目指すべく本格的にトレーニングを始めた時ににそれは起こります。
ランニングのスピードを上げるべく心拍数を150ぐらいまで上げてある程度長い距離を走ると、どうも息苦しい。そのまま進めずスピードを維持できないのでその場で立ち止まりました。
心拍が一定のリズムを刻んでない。
その時の感覚は本来次に脈打つタイミングで脈打たず後ろにズレたり早くなったりを繰り返す感じでした。
それからというものこの症状が不定期で起こり2ヶ月に1回が1ヶ月に1回になり半月に1回になってきて、これは治療しないと練習にならないと思い病院へ行きました。
病院で検査をする
ホルター心電計での計測
不整脈の病院へ行き上記の様に脈がおかしいと伝えたところまずは心電図で確認してみよう。ということでそのまま検査を実施しました。
結果は症状なし。
私の場合、心房細動は出ている時と出ない時がありました。
その場で見つからないとただの自覚症状なので診断できないそうです。
そこで症状が出ていることを計測するため携帯型のホルター心電計をつけて様子を見ることに。。。
3日間装着するのでここでしっかり心房細動を発動させて治療してもらおうと意気込んで生活をしたのですが、まったく症状が出ませんでした。この病気の厄介なところはいくら自覚症状があっても計測時に症状が出てないと診断ができない所にあるなと思いました。
心拍センサーを利用し自分で計測
その後も症状が出たり出なかったりを繰り返し満足に練習ができなかったため、自分で計測してデータを病院に持っていけばいいのではないか。と考えPolarの心拍センサー「Polar H10 胸心拍センサー」を購入しました。
記録するスマホアプリとして「ECG Logger for Polar H10」というアプリを利用しました。正常な時と脈がおかしい時の差がしっかり確認できました。
正常な時↓

走っていて不整脈が出た時↓

これで診断してもらえるのではないかと病院にデータを持って行ったところ、確かに不整脈は出ている様に見えるが病院の医療機器で計測されないと診断して治療はできませんとのこと。。。
勉強不足でした。
後日調べてみると今は「スマートウォッチ外来」や「アップルウォッチ外来」というものがあり、そこではスマートウォッチやアップルウォッチで計測したデータにより不整脈の診断ができるそうです。症状があるのに検査時に症状が出ない方はこちらの受診を検討してみてはいかがでしょうか。
※ちなみにスマートウォッチも複数種類があり心拍を計測できるものとできないものがあったり現状医療機器として認可されていないため機能が制限されているものもあります。その話はまた別でさせていただきます。
そんな状況もあり治療(診断される)までにはまだ時間がかかりそうだし、そもそもゆっくりのペースなら全然走れるしあまり気にせずそのまま生活することにしました。
ところが翌2024年の12月の健康診断で急展開が。
次回、健康診断での発見〜治療までを書きたいと思います。