TJARとは

TJARとはトランスジャパンアルプスレース(Trans Japan Alps Race)の略。

日本海側の富山湾(富山県魚津市ミラージュランド芝生広場)から日本アルプスの北アルプス・中央アルプス・南アルプスを縦断して太平洋側の駿河湾(静岡県静岡市駿河区の大浜海岸)までの約415キロメートルを8日間以内に、交通機関を一切使わずに自分の足で走るか歩いて走破する過酷なレースです。2年に1度開催され、次回は2026年予定になります。※2024年時点

Trans Japan Alps Race 2024 大会要項から抜粋

コンセプト
⼤会創始者「岩瀬幹⽣」が夢みた3つのアルプスを繋いで⽇本横断。これを仲間と競ってみたい。そのスタイルは多くの助け(サポート・エイド)を受けてのチャレンジではなく⾃らの⼒で⾛破する事を⽬指しています。限りなく⾃⼰完結したスタイル。⼭岳、気象、装備、体調管理⾯の知識、経験など⾮常に⾼いレベルを求めます。トレイルランニングをイメージする⼈も多いですが考え⽅のベースはランニングではなく登⼭そのものです。なんらかの事故、トラブルが起きても⾃⼰対応となります。まずは余裕を持って⼭で⽣活、⾏動できること。この資質を⾒極めるため参加要件として厳しい条件をつけました。趣旨を理解したうえでのチャレンジをお待ちしております。

参加するためには

TJARはその過酷さ故に、参加するための条件が高いレベルで設定されています。最低限その条件をクリアしないとそもそも完走は厳しいから。というのがその理由となります。

参加要件 から抜粋 ※2024年時点

①申込資格

  1. 直近2回の大会に連続出場している人は申込できない。一回休めば再びエントリー可
    能。ただし前大会の優勝者はその限りでない。

②参加資格

  1. 過去70Km以上のトレイルランニングレースを完走している事。
  2. 過去標高2,000m以上の場所(北海道は標高1500m以上)において 10泊以上のキャンプ経験がある事。

③参加条件(書類選考基準)・・2023~2024年の実績

  1. TJAR本大会を想定した長時間・高負荷(コースタイム《以下CTと略》20時間以上、CT比70%以下のスピード)で行動する中、 標高2,000m以上のキャンプ指定地(北海道は標高1500m以上)において4泊ビバークスタイルでのキャンプ経験があること。ただし2泊3日以上の行程を少なくとも1回含むこと。申し込みにあたって、 真のデジタルデータを添付のこと。また、その比率(実際の行動時間/CT)を参考値として提示のこと。
  2. JROまたは山岳保険(遭難捜索費用保障を含む)に、必ず加入していること。(救援者費用保障は不可)
  3. リスクマネジメント(危機管理)に対して
    A.事前にリスクを回避する《危険回避能力》
    B.アクシデント発生時に対応できる《事故対応能力》を身につけていること。
  4. 自己責任の法則・・・「すべての責任は、自らに帰する」ことを自覚して行動できること。
  5. 健康診断結果報告書(定期健康診断・人間ドック・生活習慣病健診 等)を参加確認書と同時に提出すること。
  6. 選考会開催日(2024年6月22日)において20歳以上であること。
  7. 日本語で通常の会話もしくは読み書きのできること。(翻訳アプリや電子デバイスの利用は不可とする。)
    配偶者または一親等の成人親族による大会参加に対する承諾書を提出すること。(配偶者または一親等の成人親族がいない場合は要相談)
  8. 消防署の上級救命講習、日本赤十字社の救急員養成講習若しくは野外災害救急法の有効期限内である修了証明書の画像データを提出すること。
  9. 1日にCT25時間以上の山岳トレイルコースを、CTの60%以下のタイムで走りきれる体力と全身持久力を有すること。 CT、実際の行動時間の比率(実際の行動時間/CT)を参考値として提示のこと。
  10. フルマラソンを3時間20分以内、あるいは100kmマラソンを10時間30分以内に完走できる記録を有すること。

登山系の条件を抜きにしても「過去70km以上のトレイルランニングレースを完走していること。」、「フルマラソンを3時間20分以内、あるいは100kmマラソンを10時間30分以内に完走できる記録を有すること。」の記載で、その厳しさを感じていただけるのではないでしょうか。

なぜTJARに挑戦するのか

私がTJARに挑戦しようと思ったのは、2023年の年末にNHKでTJARの特集を見たことがきっかけです。

TJARの選手達が皆自分の信念を持って限界に挑戦している姿を見て選手たちの涙や笑顔が心に刺さり、「自分もこれに参加したい!」と思う様になりました。

年齢も自分と同じ年くらいの方々が多く、まだまだ俺たちやれるんだぜ。(と言っているようで。)成し遂げた先に何があるのかやってみないとわからない。やった人だけが魅せる表情がとても印象的で自分もその中に飛び込んでみたい。何を感じるのか挑戦してみたい。と思ったところから始まりました。(NHKにも一度出てみたい。というのも密かな野望です。)