この記事は2024年12月の健康診断で不整脈と診断されるまでの記録と診断されてから治療までのことをまとめます。同じような症状の方のお役に立てればと思います。
なお、内容については医療従事者では無いので、あくまでも個人の知識と体験からの感想であることをご了承下さい。
不整脈を放置
不整脈が発見できず仕事やプライベートや大会などで病院に行くタイミングもなく2024年の12月まで約1年放置していました。(不整脈が発見できなかった過去1年の内容はこちら)
その間も無理をしなければトレーニングや大会で支障は無かったので症状が出ても気にしなかったです。
目標にしていた9月の大会が終わりお酒を飲む機会が増え不整脈の頻度が増えたかなぁという感覚はありました。
健康診断で発見
12月になり会社の健康診断で病院に行きました。
最初に医師の診察があって毎年心臓の音を聞かれてましたが毎年異常なしだったので、まぁ今年も異常はないでしょう。次は採血かなぁ。などと考えていた所、聴診器をあてた医者が難しい顔をして何度も聴診器を当て直してる。。。
医者「不整脈出てますね」(難しい顔)
私「はい」(知ってます。ずっと自覚ありますから)
医者「専門の病院で診てもらうことになります」(難しい顔)
私「はい」(それで見つかると良いですけども)
医者「紹介状を書きますが希望の病院はありますか?」
私「家の近くに〇〇病院があるのでそこでお願いします。」
でのやりとりの後、健康診断の終わりに再度医者と面談し厳重に封した紹介状をもらいました。
今思えばこの時不整脈が結構悪化していたのかなと思います。奥さんもずっと心配していたので治療に向けて一歩を踏み出せたのは安心したのを覚えています。
病院で検査をする(紹介状あり)
仕事やプライベートで中々時間ないなぁ。病院は来年かなぁ。などとのんびりしていたら、すぐ病院に行ってほしいと奥さんの指摘あり。重い腰をあげて12月の最終金曜日に会社を休んで再び病院に行きました。
今度は紹介状がありますから。ただの自覚症状の人じゃあないですよ。と意気揚々と病院に行きました。
そしたら診察の先生が最初から医院長。これが紹介状の効果か。と思ったのも束の間、前もやった心電図検査と血液検査を実施。
結果はあっけなく心房細動ですと診断あり。
ついに見つかったなぁ。良かった良かった。じゃあ来年からのんびり治療でもしていきましょうかね。(何するか知らんけども)と考えていたら医院長も難しい顔になり
医院長「今すぐ精密検査したいので午後はお時間ありますか?」
私「うーん今日は午後から予定があって、、」
医院長「じゃあ、年明けすぐの平日午前は?」
私「うーん、平日は仕事があって、土曜日ですかねぇ」
と私が国会議員のような回答でのらりくらりしていたら、医院長の顔が更に険しくなっていき明らかに怒りはじめているのを感じました。(それだけ真剣に考えてくれたんですね)
医院長「カケル君、あなたの脈は不正です。」
私「、、、」
医院長「私もね色んな患者さんを診てますが、この若さで脳梗塞や心筋梗塞になると悲惨ですよ」(ギロッ)
ここでようやく事の重大さに気付く。
私「、、、はい。今日はもう予定があるので、年明けすぐ仕事調整して来ます。。。」
医院長「それまで血液をサラサラにする薬飲んでもらいますから。良いですか、すぐ来てくださいね。」
入院~そこで見たものは
年明け早々に会社に状況を説明し、有給をもらうことにしました。
入院当日午前、まずは年始でやらなかった精密検査を実施。
手術の手法はカテーテルアブレーションで足の付け根からカテーテルを入れて心臓まで通し、熱を加えて不整脈の原因箇所を焼くという説明を受けました。
その後入院の説明書きやら同意書やら諸々をもらい一度帰宅し入院道具を揃えて午後に再度病院へ。
部屋の準備があるそうで少し待合室で待機することに。しばらくして看護師の方が来て病室へ。
なぜか部屋に着くまで「今日は部屋の空きが少なくて。。。」と繰り返し。空きが有ろうと無かろうと入院初めての私は気に掛ける余裕もなくただついて行きました。
そこは6人部屋の窓側端。カーテンで仕切られた結構狭い空間でした。
看護師さん「ではこれに着替えて待っていてください。」
私「はい。」
渡されたのはよくテレビで患者さんが来ているあのパジャマみたいなガウンでした。
パンツ一丁になりガウンを着て待っている内に少しずつ気持ちが落ち着き、周りの音が耳に入るようになってくると何やら色々な声がするのです。
「お~い、、」
???
「たすけてくれぇ、、、」
????
え?今助けてって言った?
一緒に看護師さんもいるはずなのに、助けてってどういうこと??
耳をすませるとほぼ5人全員そんな内容の独り言を連発している。
これはとんでもない所にきてしまったなぁ。と思っていると、初見の看護師さんがやってきました。
看護師さん「こんな部屋でごめんね~」、「色々聞こえるけど気にしないでね!}
こんな部屋?患者さんがいるのに?
いきなりため口??
色々と聞いている内にこの部屋の事情が分かってきました。
どうやらこの部屋は長期入院の高齢の方がまとまっている部屋のようで、認知症の方が多くこのような形になっている様でなるほど納得したものの、この独り言は夜も続くのだろうか。。と思うと少し不安になりました。
その後別の看護師さんがやってきて、明日の手術の段取りを聞きカテーテルを入れるため足の付け根から股間までの毛をバリカンでカットされました。
自分でできるのにやってもらうというのがとても羞恥心がありました。
看護師さんに「他の部屋って移れたりしますか?」とダメ元で聞いてみると、今晩になったら空きがでるかも。とのことで移れるようにお願いしてみました。
その後2時間程度ベッドに横になりスマホをいじってみたり、同居人の声と看護師さんのやり取りに耳を傾けたりして過ごしていると、部屋の準備ができた。とのこと。ホッと胸を撫でおろしました。
移った先は2人部屋で今日は1人で使える。とのこと。入院初体験の身には静けさがありがたかったです。
次回、いよいよ手術へ。